5.平屋を建てる上で注意すべきこと
2階建てより耐震性と耐久性に優れ、
2階建てより使いやすさと住みやすさに優れた平屋を、
2階建てよりもコストを抑えながら建てられるということ。
かつ、平屋にすることで、
メンテナンスや将来の増築といった
ランニングコストをグンと安く抑えられるということ。
さらに、そんな平屋が、
みんなが2階建を建てるために買っている広さでも
充分建てることが出来るため、
土地代に余分な予算も全くかからないこと。
以上のようなメリットが平屋にはあるというお話を、
前回まで5回に渡ってさせていただきました。
しかし、そのメリットを全て享受するためには、
あることに注意しておかなければいけません。
こんにちは。
SIMPLENOTE関スタジオ
川島です。
では、そのあることとは一体何でしょう?
✔平屋のデメリットとは?
平屋にした場合、
全ての部屋が1階になるのですが、
そのデメリットは、
日当たりが良い土地の場合、
リビングや各居室が全て
外からの視線にさらされやすくなってしまう・・
(丸見えになってしまうということですね)
ということです。
そして、その視線を遮るため、
全ての大きな窓にカーテンを設置し、
しかも、そのカーテンを
すっと閉めっぱなしにしてしまいます。
また、大きな窓は防犯的に不安だし、
台風の時も不安だからと、
それらの窓全てにシャッターを設置するようになります。
そして、その結果、
家の外観も美しいものではなくなってしまいます。
もちろん、カーテンやシャッターといった
余分な製品に多大なコストが、
かかってくることにもなりますしね。
これが、日当たりがいい土地で考えられるデメリットです。
続いて、日当たりが悪い土地の場合ですが、
このような土地だと、たとえ大きな窓つくっても、
家の中が薄暗くなってしまう可能性が高くなります。
隣の家との距離が充分に取れないからです。
結果、朝からずっと
電気をつけてないといけない家になってしまいます。
ですから、平屋を建てる場合、
この丸見えと薄暗さの両方を解決する必要があります。
つまり、、、
✔プライバシーと明るさを両立させる
ことが、非常に大切だということなんですよね。
そして、そのためには光の採り方を、
土地によって変えなければいけません。
そして、カーテンをしなくてもいい窓を
つくるようにしなければいけません。
カーテンをしたら窓から入ってくる光を
防いでしまうことになるからです。
例えば、日当たりが良い土地の場合、
必ずしも南向きに窓をつくることが正解だとは限りません。
いや、むしろ、
カーテンやシャッターだけじゃなく、
庭に目隠しまで必要となり、
さらなる出費を招くため、
予算的に考えても間違いだと言っても過言ではないでしょう。
日当たりが悪い土地の場合も、
必ずしも一番南にリビングを配置するのが正解だとは限りません。
いや、むしろ、
隣の家との距離が充分に空いていない場所に、
リビングを配置したら、
ほぼ確実に光を遮断してしまうため、
間違いだと言っても過言ではないでしょう。
ということで、平屋を建てる時は、
日当たりが良い場合、日当たりが悪い場合、
いずれの場合も、それぞれで起こる可能性がある
デメリットをよく考えた上で、
間取りを考えるようにしていただければと思います。
それでは、、、
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