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執筆者の写真下之保木材

SIMPLENOTE de 家造り~土地編⑤~



日当たりが悪い土地は、暗い家しか建てられないのか?

北、東、西に道路が接している土地は、

なんだか日当たりが悪そうな気がしてしまいます。

(特に、北道路の土地はそう感じませんか?)

というのも、その土地のすぐ南には、

光を妨げる家が、すでに建っていたり、

あるいは、今はなくともいずれ建つとなれば、

光が入らなくなってしまいそうだからです。

また、家が密集して建つ分譲地の場合、

南だけじゃなく、東や西にも隣の家が建つことになるため、

余計に光が入らない暗い家になってしまいそうな気がします。

それゆえ、たとえ価格が割安だったとしても、

多くの方が率先して選ぼうとはしません。

しかし、そういった土地は、

本当に明るい家を建てることは難しいのでしょうか?

全ての家が暗くなってしまうのでしょうか?

おはようございます。

SIMPLENOTE関スタジオです。

もちろん、北道路の場合は、

北側に駐車場をつくり、

南に寄せて家を建てることになるため、

一番南にリビングを配置し、

その南面に大きな窓をつくるような間取りにしてしまうと、

想像通り光が入らない薄暗い家になってしまうことでしょう。

隣の家との距離が充分に取れないからですね。

また、それを補うため、

東や西にも大きな窓をたくさんつくってしまうのですが、

そうなると、今度は周囲からの視線が、

余計に気になるようになるため、

結局カーテンをずっと閉めっぱなしにしてしまい、

光を遮断してしまいます。

つまり、固定概念の固まりのような家を建ててしまうと、

想像通り、非常に住み心地の悪い家になってしまう・・

ということですね。

ですから、このような住宅が密集している土地で、

家を建てる場合は、

光の採り入れ方を工夫しなければいけません。

✔必ずしもリビングを

南に配置しないといけないわけではない?

多くの方が、どんな土地であろうとも、

敷地の一番南にリビングを配置しようとしますが、

少し柔軟に考えていただき、

リビングを一番北に配置してみるという選択肢を持ってみると、

見違えるぐらい格段に明るさが増すことになります。

なぜなら、この場合、

リビングの南となる家の真ん中に外をつくり、

そこから太陽の光をたっぷり採り込むからです。

家の真ん中で、光を採る空間をつくれば、

南、東、西、に建っている隣家から、

ずいぶんと距離を取ることが出来るようになり、

どの方向からも、

たっぷりと太陽の光が入ってくることになります。

また、その空間からは、

直射光だけじゃなく、

外壁に反射した間接的な光までもが、

家の中に入ってくることになります。

そして、その結果、

一日中電気をつけなくても、

自然の光だけで明るい家が出来上がります。

おまけに、周囲からの視線も気にならないため、

居心地も抜群にいいし、

外や空を家の中から眺めることが出来るので、

とっても贅沢な気分も味わえるし、

間取りも分かりにくくなるため、

防犯性も格段にアップすることになりますしね。

✔外構代、土地代の両方をカット出来る!

しかも、外に向かって窓が少ない家は、

防犯性に加えて、家のデザイン性も自ずと高くなり、

結果、塀や目隠しといった余分な外構工事を

カットすることが出来るようになります。

また、固定概念に縛られずに

家づくりをすることが出来るようになれば、

土地が持つ条件に家が左右されなくなるため、

わざわざ、高額なお金を出して

日当たりが良い最も高い価格の土地を、

購入する必要がなくなるだけじゃなく、

逆に売りにくい日当たりが悪い土地を

より安く購入出来るかもしれません。

ということで、

土地を探す時には、

南道路や日当たりが良い土地に

こだわらないようにしていただければと思います。

土地の日当たりと家の明るさは

比例するわけではないし、

土地に必要以上にお金を出すのは、

もったいないことですから。

それでは、、、

(文中画像は、makotomoさんによる写真ACからの写真

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