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執筆者の写真下之保木材

8.2階建てと子ども部屋

「家」と聞くとまず頭に浮かんでくるのが

「2階建て」というキーワードですが、

そうなれば必然的に2階につくられるのが

「子供部屋」です。


















ですが自分自身の経験も踏まえて

この当たり前は、

建てる前に本当にそれでいいのかを

よく考えるべきだと感じています。

そんなこんなで今回は、

2階に子供部屋をつくった場合

これからの暮らしがどうなりそうなのか、

一緒に考えていきたいと思います。

こんにちは。

SIMPLENOTE

関富加スタジオ上原です。

では、たいていの方が

お子さんが小さいうちに家を建てられると思うので、

✔︎子供が小さいうち

✔︎子供が思春期になった時

✔︎子供が出て行った後

✔︎自分たちが歳をとった時

この4つのステージに分けて考えていきたいと思います。

✔︎子供が小さいうち

子供部屋を2階につくった場合、

小さな子供たちはほぼ確実に

自分の部屋を使うことはありません。

小さな子供たちは、

絶対にお母さんの近くで遊ぶからです。

そして、子供たちの玩具や絵本が

いつもリビングダイニングに散乱することになり、

片付いていない生活感に溢れた家になってしまいます。

なんせ、持ってくるにしても片付けるにしても、

いちいち階段を上り下りするのは面倒臭いものですからね。

✔︎子供が思春期になった時

思春期になると、

子供たちはやっと自分たちの部屋を

フル活用しだします。

そして、友達や恋人と電話したりする時、

親と適度な距離がとれる

2階のプライベートルームは

子供にとって最高の空間となります。

つまりこの時期を中心に考えるなら、

子供部屋は2階の方が

良さそうな気がするというわけですね。

実際、うちの娘たちも

自分の部屋をフル活用していますしね。

まー、と言ってもずっと部屋で居るわけじゃなく、

半々ぐらいリビングでいますけどね。

✔︎子供が出て行った後

正味、子供たちがいつ家を出て行くかなんて

全く分かりません。

高校卒業と同時に出て行く子もいれば、

大学卒業まで居る子もいるし、

もしかしたら結婚するまで居る子もいると思います。

ですが、子供たちは

いつかは出て行くものだとした上で

間取りは考えるべきだと思います。

つまり、子供たちが出て行った後、

今よりも齢をとった自分たちが

いかにその部屋が使いやすいかを

考えておくべきだということです。

家を建てる時に、です。

そして、その部屋を収納として

使う可能性が高そうな気がするなら、

2階と1階では一体どちらの方が使いやすいのでしょうか。

✔︎自分たちが歳をとった時

自分たちがさらに歳をとり

老後生活を送っているとしたら、

寝室は2階と1階ではどちらが使いやすいでしょうか。

洗濯物を2階に持って行ったり、

わざわざ2階まで服を着替えに行くよりも、

1階で全て事が足りた方がいいのではないでしょうか。

となると、

1階を充実させておいた方が

良さそうな気がしますよね。

とはいえ、それに備えて和室か洋室を

もう1室余分に1階につくろうとしたら、

200万円ぐらい建築コストが上がってしまうので、

やがて使わなくなる子供部屋を

将来上手く活用することを

考えておくのも1つの手ですよね。

いかがだったでしょうか?

2階建ての家と

子供部屋を2階につくることは、

現在の家づくりの当たり前となっていますが、

本当にそれが正解なのか

少し考えてみていただけたのではないでしょうか?

ということで、

家を建てる時は実際の暮らしをよく考え、

また先のことまで想像を巡らせ、

合理的に間取りを考えていただければと思います。

これが無駄なコストをカットしながら、

住みやすい家をつくる最善の思考です。

それでは、、、


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