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執筆者の写真下之保木材

7.電気代は生涯ローンだという認識

更新日:2022年10月5日

脱炭素の流れが加速することによって、

今後、確実に電気料金は上がっていく

と言われています。



二酸化炭素の排出を下げるためには、

火力発電の比率を減らし、

再生可能エネルギーの比率を

増やさないといけないのですが、

そうなれば電気の製造コストが

高くなってしまうからです。

そして、その上昇率たるや

毎年3%ぐらいだと言われているのですが、

この数字で試算してみると

なんと24年後には電気料金が2倍になるという

恐ろしい結果が導き出されます・・・

こんにちは。

SIMPLENOTE

関富加スタジオ上原です。

そんなこんなで、私たちは、

その煽りをモロに受けないためにも、

家を建てる時に、

その防御策を企てておかないといけないのですが、

では、具体的にはどのようにすればいいのでしょうか?

✔︎断熱機能に優れた家にする

まずやるべきことはコレです。

断熱を強化することで、

外気の影響を受けにくくし、

かつ中の熱を外に逃がしにくくする

ということですね。

とはいえ、これに関しては、

国も明確な指針を出しており、

今やどの住宅会社でも多少の差異はあるものの、

必須で取り組んでいることなので、

これに関してはサラッと流して

次のコトをお伝えしていきますね。

✔︎家をコンパクトにする

断熱機能に優れた家にした上で、

同時にやるべきことがこれです。

つまり、いらない場所を削ることで面積を最小化し、

結果、体積を最小化するということです。

体積が小さくなれば、

その分さらに冷暖房効果が高くなり、

結果、部屋ごとに出来る温度差を

最小化しやすくなるからです。

中でも高断熱化された家に

もっとも不必要な場所が

「廊下」ではないでしょうか。

廊下があるとそこが断熱層となり

空気の循環を止めてしまうからです。

なんせ廊下のドアは、

閉めなきゃいけないって

思っちゃいますからねー(笑)

いやはや。寒い実家暮らしの癖とでも言いましょうか。

この他、部屋数や部屋の広さなども

よく考えてつくることが大切です。

自分たちがそうしたように、

子供たちだって、

やがて家を出て行くわけですからね。

というわけで、

そんな合理的なことを考えつつ

頑張って面積を削っていただくと、

なおのこと無駄な電気料金を防ぎやすいのではないか

と思っている次第です。

✔︎太陽光発電をつける

そして、高騰する電気料金を防御する

3つ目の対策がこれです。

理由は、先程の2つの対策は、

あくまで冷暖房コストを抑えることしか出来ないため、

それだけでは不十分だからです。

実は、冷暖房費が全電気の中で占める割合は、

わずか約28%しかないという

データが国から発表されています。

冷暖房を1年中ずっと

使っているわけではないので、

当たり前と言えば当たり前なんですけどね。

じゃあ、電気代は

一体何にかかっているのかと言うと、

冷暖房と同じぐらいの比率で

かかっているのが「給湯器」で、

冷暖房や給湯器以上にかかっているのが

「家電製品」です。

「給湯器」も「家電製品」も

1年中使っていますからね。

なので、電気料金を抑えるためには、

これらの電気を買わないように

しなければいけないというわけです。

以前に比べてずいぶんと高くなってしまった昼間の電気を。

そして、それが出来る唯一の手段が

太陽光パネルを設置するというわけですね。

かつ、エコキュートの焚き出しも深夜にするのではなく

昼間にするといった感じでしょうかね。

ちなみに、蓄電池を一緒に買えば、

夜の電気も買わなくてよくなるのですが、

蓄電池に関しては

出立ちの太陽光パネルよろしくまだまだお高いので、

もっと値段がこなれてくるまでは、

といったところでしょうか。

✔︎そんなこんなで結論

これが僕なりに考えている

電気料金という、死ぬまでかかり続ける

厄介なランニングコストを

最小限に抑えるための工夫です。

もちろん、もしかしたら

とんでもないウルトラCが現れて、

電気料金が上がっていくどころか

下がっていくかもしれないし、

思った以上に上がらないかもしれません。

つまり、絶対にこうなる!

と言い切れるわけではありません。

また太陽光パネルに関しては、

僕は絶対につけた方がいいと思っていて、

自分自身も設置して

その経済的恩恵を受けているのですが、

否定的な意見があるのも事実で、

もしかしたらそっちの方が

正しいのかもしれません。

なので、あくまであなた自身で

社会ニュースや経済ニュースを見た上で、

この提案を受け入れるかどうかを

ご判断いただければと思います。

それでは、、、






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