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執筆者の写真下之保木材

4.暮らしを差別化する家づくり

「家」はそれそのものが収益を生まないし、

とてつもなく長い期間

ずっとその返済に縛られることから、

「絶対に建てない方がいい」

とお考えになる方もいらっしゃると思います。

しかし、個人的には

出来ることならばみんな

家を建てた方がいいと考えています。

理由は2つ。

1つは家を建てた時点で、

家族への保障が手厚くなるから。

そしてもう1つは、

家を建てることによって、

暮らしの基盤が整うからです。


こんにちは。

SIMPLENOTE

関富加スタジオ上原です。

では、この2つを

もう少し掘り下げてご説明します。







1つ目の話は、

ちょっとシュールな話になりますが、

大切な話なので

このままお付き合いください。

✔︎「家族への保障が手厚くなる」とは?

家を建てる時、

大半の方が住宅ローンを組みますが、

住宅ローン金利の中には

団体信用生命保険という

生命保険の掛け金も含まれています。

なので、ローンの債務者に

もしものことが起こった場合、

その保険が実行され

住宅ローン残額はゼロ円になります。

となると、毎月の返済がゼロになるのですが、

とはいえ、もしものことがあれば

当然、収入も丸々減るわけなので、

そんなの屁のツッパリにもならないでしょ!

と思ってしまうかもしれません。

しかし、債務者にもしものことが起これば、

収入と同時に出費もその分なくなります。

車の維持費とか生活費全般です。

つまり、住宅ローンも含めると、

かなりの出費が軽減出来るというわけですね。

また、これに加えて、

未亡人となったあなたには

遺族年金が国から支給されるし、

小さいお子さんがいるとしたら、

さらに上乗せ分の年金が支給されます。

となると、

実は経済的には今までとそう変わらず

暮らしていくことが出来ます。

もちろん、ずっと家族一緒に

居られるのが一番だし、

どんどん長寿化しつつある現在は、

こんな可能性は限りなくゼロに近いと思いますが、

とはいえ、ゼロ%ではないので、

一応知っておくことが大事かと思います。

✔︎「暮らしの基盤が整う」とは?

こちらに関しては言わずもがなですが、

第一に自らの資産である持ち家で暮らすのと、

他人の資産である賃貸アパートで暮らすのとでは、

気持ちの持ちようが違うと思います。

そして、ご夫婦ともに

資産とともに家族を守っていくために

仕事を頑張る活力になるでしょうし、

たっぷりと思いを込めて

つくった理想の住まいだからこそ、

愛情を込めて使うようになるでしょう。

子供たちには、実家をつくってやるわけですしね。

子供たちだって、

自分だけの部屋があることを喜ぶでしょうし、

心おきなく遊べる庭があることを喜ぶでしょう。

アパートの時のように、

音や隣近所に頭を悩ますこともなければ、

気を使いながら暮らす必要がなく、

のびのびと暮らしていただけますしね。

そんなこんなで個人的には、

絶対に家を持った方がいいと

思っているのですが、

僕が考える問題点はその持ち方です。

つまり、持った方がいいとはいえ、

そこにかける予算をもっと注意深く考えるべきだ、

ということです。

✔︎将来に大きな差を生む予算設定

例えば35年ローンを組んだとして、

毎月の返済が10万円の人と、

毎月の返済が7万円の人では、

家にかける総支払額が

3万円×35年×12ヶ月=1260万円違ってきます。

しかし、これに加えてその3万円を年利3%で

35年間ずっと運用していったとしたら?

1年目:360,000円×3%=370,800円

2年目:(370,800円+360,000円)×3%

=752,724円

3年目:(752,724円+360,000円)×3%

=1,146,106円

4年目:(1,146,106円+360,000円)×3%

=1,551,289円

5年目:(1,551,289円+360,000円)×3%

=1,968,628円

ー以下、割愛ー

35年目=22,429,340円となり、

さらに1000万円弱、

手元に残るお金が違ってくることになります。

これがいわゆる複利によるマジックです。

それゆえ、個人的には

家にかける費用を出来るだけ減らし、

リスクを恐れずその余剰金で

資産運用していってほしいと思っています。

これは、先行きが見通せない

これからの時代には

問答無用で必要な考え方だと思います。

なので、

家は絶対に建てるべきだと思いますが、

それと同時に不透明な将来にも

備えていっていただきたいので、

まずは運用に回すお金を

少しでも多くつくるために、

家づくりかけるコストを夫婦で

よく話し合っていただければと思います。

あなたの資産や家族は、

あなたの知識と力で

しっかり守っていってください!

それでは、、、


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