現在の住まいは対面式キッチンが一般的ですが、
この場合、対面式キッチンの前に壁を立ち上げて
手元を隠すように仕上げます。
かつ、その壁の天端には
キッチンから食卓へ料理の受け渡しがしやすいように、
お皿が置けるぐらいの奥行きでカウンターをつくります。
と、これが現在の家のスタンダードなのですが、
この仕上げはいざ暮らしてみると
生活感を漂わせる大きな原因となります。
こんにちは。
SIMPLENOTE
関富加スタジオ上原です。
理由は簡単。
そのカウンターの上に調味料や薬や手紙や
鍵や爪切りやハサミやなんやらと、
細々としたものをついつい置いちゃうからです。
(心当たりありません?)
料理の中継をするにしても
使う時間なんてほんのわずかだし、
なんせ、その高さが一番モノを置きやすいので
仕方ないんですけどね’。
で、気づいてみたら、
結局カウンターキッチンを回り込みながら
料理を運んでいるって感じです。
かつ、キッチンカウンターの上に
無造作に置かれた物のせいで、
生活感が漂うことになってしまうというわけです。
また、キッチンカウンター同様に
リビング側から一番見えるのは、
キッチン背面に置く冷蔵庫や家電製品などですが、
冷蔵庫ってなんやかんやとペタペタ貼ってしまうし、
オーブンレンジやジャーの付近にも、
ついつい鰹節やパンなんかを
無造作にパッと置いたりしちゃいますよね?
つまりこのキッチンの仕上げ方は、
下手をしたら住み始めて数ヶ月もしないうちに
生活感溢れる家になっちゃうのかもしれない
というわけです。
というより、角度を変えて考えてみたら
そうならざるを得ない間取りのつくり方を
しているのかもしれません。
✔︎この問題の解決策!
そんなこんなでここからは、
この生活感問題の解決策について
考えていきたいと思います。
まずキッチン前のカウンターですが、
単純に何も置けないように
してしまうというのはどうでしょうか?
こうすれば出来上がった料理を
そこに置けなくはなりますが、
逆に言うとそこになにも置けなくなるので、
リビングやダイニング側から見た時
キッチンがスッキリと見えます。
続いて、キッチン背面の冷蔵庫や家電に関してですが、
これらもリビングやダイニング側から
見えないようにしてしまうというのはどうでしょうか?
つまり、キッチンの背面に
大きな収納(パントリー・納戸)をつくり
その収納に全て隠してしまうというわけですね。
そうすれば冷蔵庫にペタペタと貼っても、
リビングやダイニング側から一切見えないし、
家電の周りに無造作にいろんなものを置いていたとしても、
リビングやダイニング側から一切見えません。
とはいえ、
こうすると生活感は一気に薄れるものの
日常的に使いやすいのかという
疑問が湧いてくると思います。
でも、この場合実は冷蔵庫に関して言うと、
ドアの方向が変わるだけで冷蔵庫の位置は変わりません。
ゆえ、冷蔵庫に至っては一切使い勝手が悪くなりません。
他方、家電に至ってはすぐ後ろではなく
数歩移動しなくてはいけなくなるので、
これに関して賛否両論だと思います。
それが面倒じゃなければ隠してしまえばいいし、
それが面倒なら、よく使う家電だけは隠さず
後ろに置くようにすればいいという感じですね。
まー、家電に関しては
使いやすさとの兼ね合いがあると思うので、
あくまで一つの考え方として
頭の隅っこに置いてもらえたらと思います。
✔︎死角が出来るのも魅力!
そして、キッチン背面に収納をつくった場合、
リビングやダニング側から
見えない場所に壁が出来るのも
実は隠れた大きなメリットです。
冷蔵庫に色々貼らなくても、
その死角の壁にゴミの日程表や子供の行事表、
お手紙などを貼ることが出来るし、
ホワイトボードや黒板といった
アイテムを掛けたり出来るわけですからね。
見えない壁をうまく活用して、
絶対に出てしまう生活感を見えない場所に止めておく
というテクニックですね。
ということで、
難易度が高いキッチン周りの生活感を
可能なかぎりなくすためのこういったアイデアも
ぜひ覚えておいていただければと思います。
それでは、、、
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