老後の暮らしのことを考えると、
誰もが自分の家を持っていた方が良い
と言われています。
というのも、賃貸で暮らし続けるとなると、
生涯ずっと家賃がかかり続けるからです。
その額を試算してみると、
家を持つことによってかかり続ける
固定資産税やメンテナンス費用を合わせた額よりも、
遥かにかかることになります。
また賃貸の場合、
保証人を誰に頼むかという問題も発生するし、
家主さん側から見ると、
死亡リスクが高い方に部屋を貸すことに抵抗を感じるため、
歳を取るごとに部屋も借りにくくなっていってしまいます。
こんにちは。
SIMPLENOTE
関スタジオの川島です。
このような理由もあって、
自分の家を持っていた方がいいのですが、
とはいえ、当たり前のことですが、
家を持てればなんでも良いというわけでもありません。
✔65歳までには住宅ローンを完済すること
65歳以降、夫婦が最低生活費としてかかる費用は、
平均的な金額で225,000円と言われていますが、
この数字には住居費が含まれていません。
それゆえ、賃貸の方であれば、
別途で家賃が発生することになるし、
持ち家の方であれば、
固定資産税やメンテナンス費用が
発生することになるのですが、
もし65歳までに住宅ローンが完済出来なかったとしたら、
これらに加えて住宅ローンの毎月の支払いが必要となります。
つまり、持ち家を持っていたとしても、
65歳でローンが完済出来ていなければ、
逆にローンが完済出来るまでの間、
賃貸で暮らしているよりも余分な出費がかさむことになり、
非常に苦しい経済状況に直面しかねないということです。
あるいは、より多くの収入を得るために、
なりふり構わず働かざるを得なくなってしまいます。
ですから、家を建てる時は、
65歳までに完済で出来るような予算計画で
家づくりをすることをオススメさせていただいています。
たとえ住宅会社や不動産会社の営業マンから、
“もっと予算を増やしても大丈夫だ”と
言われたとしても、です。
✔予算を抑えるためにはバランス良く配分することが大切
自分にとってのベストな予算を知るためには、
まず資金計画を行わなければならないのですが、
では、資金計画の結果、
思っていたよりも遥かに家づくりの予算を削らざるを得ない・・
となった場合、一体どのようにすべきなのでしょうか?
家の予算を削減するとなると、
真っ先に頭に思い浮かぶのが、
家そのものの予算をどう抑えるか、
ということではないでしょうか?
しかし、家だけで予算を削減しようとしても、
そこまで大きな削減にもならないでしょうし、
削減方法を間違えてしまうと、
非常に住みにくくなってしまったり、
品質の悪い家になってしまいかねないので、
家だけにその負担を強いるのではなく、
同時に、土地や庭にも、
その負担を分散することを考えなければいけません。
つまり、土地、家、庭の3つの予算を、
バランス良く削減していくべきだ、ということです。
仮に、毎月の返済負担を一切上げることなく、
65歳までに住宅ローンを完済させるために、
家づくりの予算を800万円
カットしなければいけないとしたら、
土地で350万円、家で350万円、庭で100万円、
合わせて800万円の予算削減という風に、
バランス良く負担を分散していくのですが、
そのためには、土地、家、庭、それぞれについて、
合理的な予算の削減方法を知っておく必要があります。
ということで、
次回は、土地の予算をカットするために、
誰もが知っておくべき基礎知識
についてお伝えさせていただくので、
ぜひ、次回もご覧いただければと思います。
それでは、、、
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