住宅ローンには、
変動型と固定型の商品がありますが、
このどっちが良くて、
どっちがダメだということはありません。
その理由は、変動にせよ、固定にせよ、
メリットとデメリットの両方が存在し、
どのメリットを享受し、
どのデメリットを回避すべきなのか?は、
借りる人の状況によって異なるからです。
ですが、1つ言えることは、
選ぶべきじゃない商品は、
絶対に選ばないようにすべきだということです。
こんにちは。
SIMPLENOTE
関スタジオ川島です。
例えば、住宅ローンは、
毎月無理なく払っていけそうな金額をお聞きし、
その金額を基に逆算して決定するのですが、
仮に、あなたに自己資金がなく、あるいは少なく、
かつ土地から買わなければいけないとしたら、
絶対に変動金利を選ぶべきではありません。
土地から買わなければいけない場合、
その分、家づくりの予算が上がるし、
自己資金が少ないと、
返済期間も長く設定せざるを得ないからです。
それゆえ、このような状況の方は、
“金利上昇に伴う返済負担アップ”という
リスクが回避出来る固定金利を選ぶ方が、
多少金利が高くとも良いと思っています。
この先、社会や会社がどうなるか不明確だし、
貯金が少ないと、収入低下時や金利上昇時の
リスクヘッジが出来ないため、
家を手放す可能性が高くなるからです。
しかし、金利が高くなれば、
その分、借り入れ出来る金額が減ってしまうし、
固定金利は変動型よりも初期経費が余分にかかるため、
必然的に家にかけられる予算が減ってしまいます。
それゆえ、多くの方が固定金利に比べて
家づくりに多くの予算がかけられる
変動金利の住宅ローンを選んでしまうのですが、
このような住宅ローンの選び方は完全に間違っています。
✔65歳までに完済出来るように考える
また、もしまだあなたが30歳以下であるならば、
最長期間である35年で
ローンを組んでも問題ないと思いますが、
それ以上の年齢だとしたら、
65歳までにローンを完済することを前提として
住宅ローンを考えるべきです。
というのも、65歳以降の夫婦の最低生活費は、
平均で約225,000円と言われているのですが、
これは、年金だけではまかなえないし、
なおかつ、この中には家賃やローン返済、
固定資産税といった住居費が一切含まれていないからです。
それゆえ、誰もが、
65歳までに住宅ローンが完済出来るように
住宅ローン借入額を考えるべきだし、
家づくりの予算を考えるべきです。
例えば、仮にあなたの年齢が35歳だとしたら、
出来れば、ローンの返済期間は30年で設定し、
そこから逆算した予算で家づくりをすべきです。
そして、ローンだけで
思い描く家づくりをするのが難しいとしたら、
不足分だけ自己資金を入れるようにするか、
あるいは、自己資金が充分にないのであれば、
家づくりの予算を減らしながら家づくりをすべきです。
あなたやあなたの奥さんが
死ぬまでずっと働き続けることが
100%確定しているのなら、
少々オーバーローンになってしまっても、
やっていけないことはないでしょう。
しかし、あなたや奥さんが体調を崩して
働けなくなってしまったら?
あなたや奥さんが勤めている会社が
なくなってしまったら?
親御さんの介護のために、
あなたや奥さんが働けなくなってしまったら?
あまり考えたくないことですが、
現実は、もしもの事も頭の片隅に置いた上で、
家づくりの予算を組むべきです。
そして、同時に自分たちの老後のことも、
現実を直視して考えるべきです。
家づくりでは、あーしたい、こーしたい、
も非常に大切なことですが、
なにより大切なことは、
心にゆとりを持って暮らし続けること
ではないでしょうか?
そして、そのために
文字通り無理のないローンを組み、
あなたにフィットした予算で
家づくりをしていただければと思います。
それでは、、、
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